山陰本線の旅!!その6(長門粟野〜小串)前編

投稿日:2022年06月13日

2022年6月4日(土)晴れ、山陰本線の旅の6日目は、長門粟野駅から小串駅までの営業キロ28.1㎞に挑戦する。下関発5時39分の始発で昨日の終着駅となった長門粟野まで移動する。車窓から見える風景を観察しながら、長門粟野駅まで向かう。長門粟野駅のは7時11分到着。

※下関駅、下関から長門粟野駅までの乗車券、長門粟野駅

本日の各駅舎立ち寄り時刻は次の通り。

長門粟野(7:13)〜阿川(9:02)〜特牛(こっとい、10:13)〜滝部(11:27)〜長門二見(12:53)〜宇賀本郷(?)〜湯玉(14:28)〜小串(16:05)

①7時14分、粟野踏切を横切り、7時20分、国道191号線に合流する。この国道は山を迂回して続いていた。昨日、この国道を通っていたら20分は迂回を余儀なくされた。ラッキーにも昨日は最短の道筋で長門粟野駅に到着できた。7時23分、万歩計で191歩ある粟野川を渡る。7時37分、下関まで56㎞地点に到達。道路はアンプダウンする。8時14分、下関53㎞、特牛7㎞と記した道路標識前を通過。8時29分、前方の線路を小串方面の列車が通過して行く。8時34分、右手林の中から列車の音を聞き安堵する。8時35分、JR線を跨ぎ鉄道の右側となる。8時43分、赤碕川の界隈で風光明媚な海岸線と対面する。

※阿川駅への路、粟野川

後で地図で確認したところ、5㎞位歩いた先に角島大橋、10㎞位歩いた先に角島灯台があった。仮にこの地図が頭に入っていたとしても、時間の関係から立ち寄りは不可能であった。8時57分、阿川踏切を横切り、JR線の左側となる。阿川駅には9時2分到着する。

※赤碕川、向こうには見るのが角島大橋への路

※赤碕川を背景にして、阿川踏切

※阿川駅

※阿川駅、特牛駅への路

②阿川踏切を渡った先で、特牛駅への道筋を、民家の庭先で作業している方に聞く機会を得る。「道なりに歩いた先に特牛駅がある」とのことであった。阿川〜特牛の区間が本日で最も難関な区間であった。とんでもない方向に行かないよう、鉄道に注視しながら歩くことを余儀なくされた。すなわち、この界隈の鉄道は山間またはトンネルにあり、自分のどちら側の鉄道が走っているか掌握しにくいエリアだった。9時25分、高田屋踏切を渡り、JR線の右側となる。9時32分、姥ケ谷踏切を横切り。JR線の左側となる。しかし、鉄道に沿った左側をひたすら歩けば、二つの踏切の往来は不要であった。

※特牛駅への路

運よく、トラクターに乗って農作業している方と対面し、「特牛駅への道筋」をお伺いする。「踏切を渡った先をひたすら直進した先にあります」と教えて頂く。9時53分、右手に線路が微かに見え安堵する。その先で二俣があり、右折すべきか左折すべきか右往左往する。鉄道の方向性から右折と思ったが、念のため、交差点に停まったドライバーの方に特牛駅への道筋をお伺いする。「右折した先にあるとのことであった。近くまで行くので乗せて行ってあげましょうか」との心温まるメッセージを頂く。「歩き旅なのでOKです」と丁重に断る。このような親切のお言葉は、函館本線、関西本線、常磐線などであったこを思い出した。

※駅道踏切、特牛駅

この地点が大きな分岐点であり、助かった。10時4分、右手に鉄道がある。10時6分、駅道踏切を横切り、鉄道の右側となる。10時23分、特牛駅に到着。駅舎のホームには愛らしい2匹の猫がいた。また、駅前には「奇蹟の鐘」があった。それにしても、特牛駅を”こっとい駅”と読むとは。歩き鉄でこのような珍名駅名に出会うのも旅の楽しみである。数年前に踏破した函館本線の妹背牛(もせうし)駅を思い出した。

※特牛駅

※特牛駅、奇蹟の鐘

➂10時18分、国道191号線に合流する。10時40分、いつの間にかJR線を右手にする。11時10分、八幡宮で本日の安全を祈願する。11時15分、滝部第1踏切を横切り、鉄道の右側となる。丁度2両編成の快速列車(○○のはなし)が東萩駅に向けて通過して行く。滝部駅には11時27分到着。この駅から角島への路線バスがあった。朝、沢山の高校生が下車した駅であり、駅界隈は賑やかであった。後編に続く!!

※八幡宮、滝部第1踏切、滝部駅

※滝部駅

※滝部駅

山陰本線の旅!!その5(長門市〜長門粟野)後編

投稿日:2022年06月11日

④駅前から続くふれあい通りを暫く歩く。13時28分、JR線下を潜る。13時33分、県道66号線に合流する。13時38分、JR線を跨ぎ鉄道の左側となる。その先に国道191号線があった。この界隈で地図の見方を誤り、24分位ロスタイムが生じる。誤って海岸線に沿った歩道に進路変更する。しかし、10分位歩いた先で、ホテル(楊貴館)が立ち塞がり、幹線道路に出られず。止むを得ず、引き返し、先程右往左往した地点まで引き返す。14時6分、国道191号線に合流する。14時15分、JR線を跨ぎ鉄道の右側となる。14時20分、行き止まりとなった楊貴館前を通過。伊上駅には14時45分到着。この駅で朝持参した傘のロストに気付く。

※JR下を潜る、県道66号線に合流、JR線を跨ぐ(右往左往)

※誤った路を進行、前方行き止まりのホテル

※リカバリーへの路、楊貴館

※伊上駅への路、伊上駅

※伊上駅

⑤15時35分、手作りケーキ屋に立ち寄り、ケーキを昼食として代用する。1万円札を細かくするため、途中コンビニなどに立ち寄ろとするが、沿線には全くなし。小銭が僅かになり、水分補給に困っていた矢先であった。このケーキ屋は一石二鳥の助け舟になった。15時48分、長門市から下関市となる。それにしても、下関市は豊北町や豊浦町を巻き込んだため、長門粟野駅から幡生駅までの山陰本線の営業キロ51.7㎞が下関市となった。6時10分、長門粟野駅に到着する。鉄道を跨がず海岸線に沿った歩きは大正解であった。国道を経由していれば、相当の遠回りであった。レールウエイマップルの入り江の表示が現地に比べ小さく、もう少しで勘違いするとことであつた。胸を撫でおろす。

※ケーキ屋に立ち寄る、国旗台

※長門粟野駅

※下関駅、長門粟野駅

⑥17時4分の列車で小串まで行き、そこで乗り換えて懐かしい下関駅(18時35分)を目指す。下関での宿泊は初めてとなった。それ故ワクワクした気分となる。東横インには19時1分到着。汗を流した後、ホテルで推奨を受けた美食”宝仙”で本日の疲れを癒す。

※下関駅、下関海峡ゆめタワー

※宝仙

※宝仙で祝杯

山陰本線の旅!!その5(長門市〜長門粟野)前編

投稿日:2022年06月11日

2022年6月3日(金)晴れ、山陰本線の旅の5日目は、長門市駅から長門粟野駅までの22.5㎞に挑戦する。本日も東萩駅発7時7分の始発の列車で長門市駅まで一昨日歩いた路筋を確認しながら移動する。長門市駅には7時46分到着。本日は、初日の5月30日に続き、重いリュックを背負っての歩きとなる。従って、宿泊先も東萩駅から下関駅へと移動する。

※いざ下関へ、朝の萩心海(永田町の先生方が立ち寄ったお店)

※長門市駅

本日の各駅舎立ち寄り時刻は次の通り。

長門市(7:53)〜黄波戸(きわど、9:43)〜長門古市(11:18)〜人丸(12:53)〜伊上(14:45)〜長門粟野(16:10)

①長門市駅は美弥線も合流しているので、誤ってそちらの方向に進行しないよう細心の注意を払う。8時3分、山陰本線と美弥線の踏切である城山踏切を横切る。その先に長門市役所(8時7分)があった。8時13分、国道19位号線に合流する。

※城山踏切、長門市役所、美弥線横切る

下関78㎞、特牛(こっとい)32㎞と記した道路標識がある。8時16分、美祢線を跨ぐ。8時24分、万歩計で135歩ある橋を渡る際、200m位先に山陰本線の鉄道を見つけ安堵する。8時32分、国道に沿った林から鶯の鳴き声を聞く。長門三隅駅界隈でも聞いた。8時46分、JR線を跨ぎ鉄道の右側となる。この界隈の交差点で県道66号線(長門油谷線)に道筋を変更する。8時53分、海岸線に出る。

※海岸線に出る、紫陽花を背景に、黄波戸駅への道

8時59分、下関まで76㎞地点を通過。9時8時、紫陽花が綺麗な道筋で記念写真。9時11分、JR線を跨ぎ、鉄道の右側となる。恐らく山間でJRを跨いで左側になっていたのだろう。本日9時15分、境川バス停(ブルーライン交通)を通過。9時20分、床橋(十楽川)を渡る。幹線道路から少し上った先に黄波戸駅(9時43分)があった。

※黄波戸漁村広場、黄波戸駅案内板

※黄波戸駅

②高台から風光明媚な海岸線を見ながら、坂を上ったり下ったりしながら長門古市駅を目指す。10時18分、小畑バス停前を通過。10時22分、長門市日置上を通過。山道が続く。11時1分、山間から平野部分となる。11時5分、麦刈り場面と遭遇する。11時8分、宮ノ馬場第1踏切を横切り、右側となる。11時13分、日置八幡宮前で本日の安全を祈願する。長門古市駅には11時18分到着。

※長門古市駅への路

※長門古市駅

※長門古市駅、長門古市駅界隈

➂11時38分、ふれあいイベント広場前を通過。11時45分、日置中学校前を通過。11時48分、万歩計で41歩ある掛溝川を渡る。11時57分、下関69㎞、特牛23㎞と記した道路標識前を通過。12時1分、一円バス停(ブルーライン交通)前を通過。12時10分、涼しい森に遭遇。12時16分、長門市方面に向かう列車と対面する。人丸駅には12時53分到着。駅舎前には、元乃隅神社の赤い鳥居があった。後編に続く!!

人丸駅への路

※人丸駅

※人丸駅

※元乃隅神社、伊上駅への路

山陰本線の旅!!その4(奈古〜東萩&萩観光)後編

投稿日:2022年06月10日

<観光編>

午後からの観光は、乗りやすく大変便利な”萩循環まぁーるバス”を活用しての旅(どこまで乗っても100円)となる。路線図は、東回りコース(松陰先生)と西回りコース(晋作くん)があった。いずれのコースも萩市役所が起点となっていた。

④松陰神社などの観光(11時45分〜13:00)

東萩駅発11時26分の東回りコースで松陰神社前まで移動する。吉田松陰歴史館、松下村塾、松陰神社、学びの道を散策する。この観光地でランチ休憩とお土産を購入する。松陰神社で御朱印も頂く。

※松陰神社、吉田松陰歴史館

※吉田松陰歴史館

※松下村塾、松陰神社

※学びの道

※ランチタイム、まぁーるバス

⑤萩・明倫学舎の観光(13:26~14:40)

松陰神社前発13時9分の東回りコースで萩市役所まで移動する。1号館の他、2号館(有料)の幕末ミュージアムや世界遺産ビジターセンターも散策。中でも、伊能忠敬の日本地図作成の場面は特に印象に残った。カフエ・レストランで新山口駅北口から萩(萩・明倫センター、萩バスセンター、東萩駅)を結ぶ高速バス(スーパーはぎ号:大人1,600円:1日4往復:所要時間約60分)について情報提供がある。今後萩へ旅する場合、アクセスの強い見方になろう。

※萩・明倫学舎

※展示物

長州ファイブと一緒

⑥萩港の立ち寄り(15:15〜15:20)

萩・明倫センター発15時1分の西回りコースで定期船乗り場入口まで移動する。この港から大島航路(所要時間25分)、見島航路(70分)、相島航路(40分)があった。なお、萩八景遊覧船と勘違いで下車となる。

⑦萩八景遊覧船(16:00~16:50)

定期船乗り場入口発15時41分の西回りコースで萩城跡・指月公園入口まで移動する。乗船は私一人の貸切。しかも待ち時間なしの最終便。心地よい環境の中、菊池さんという若い女性の船頭さんに道中色々解説頂く。今回の旅で最も印象に残るスポットであった。

⑦萩焼の観光(16:50〜17:00)

⑧萩城跡の散策と指月山登山(17:10〜18:40)

標高143mある指月山を2往復(片道730m)する。17時24分、頂上で萩の街並みをデジカメに収めようとしたところ、カメラがないことに気付く。辺りを散策し、探すがデジカメ見当たらず。瞬間的に頭の中が真っ白となる。止むを得ず、登山の途中に落とした恐れもあるので、先程登って来た路筋を丁寧に点検しながら下山する。しかし、見当たらず。止むを得ず、観光受付窓口に、カメラをロストの届け出をする。「念のため、もう一度一往復して探しては如何ですか」の助言を頂く。労力は費やすが、再度、1回目の登り道でカメラロストしていないかどうか点検しながら、急な坂道を登山する。しかし、見当たらず。頂上に到達した際、観光版を撮影したことを思い出す。デジカメかどうか確認するが、観光版の画像はなし。そこで、この観光版をデジカメで撮ったと記憶が蘇る。掲示板からロストに気が付いた地点まで、草むらもかき分け徹底的に捜査する。その結果、草むらにデジカメを収納する際のミスが原因で落ちていた。18時18分、これまでの苦悩が一気に吹き飛ぶ。この感動は生涯忘れないだろう。18時40分、観光窓口に「デジカメが無事頂上で見つかりました」と報告する。

※指月山への道

※萩城要害跡(17時24分)最後の写真となる恐れがあった!!

※カメラ出て来る(18時18分)

※楽しみながらの下山の道(18時30分)

※志都岐山神社(18時45分)

⑨そして、指月山での苦労談を思い出しながら徒歩でホテルまで移動。ホテルで汗を流した後、ホテル前の活魚料理”萩心海”で祝杯をあげる。

※指月山の夕日は生涯忘れないだろう!!(19時9分)

※萩トラベルイン(19時31分)、萩心海(20時〜21時30分)

※萩心海の幸とひれ酒は生涯忘れないだろう!!

(^^♪・・・・・(^^♪・・・・・・・

フコク生命時代の友人(北海道在住)から心温まるメッセージを恵送頂きましたので、ご紹介します。

嬉しく拝読しております。実は勤続25周年の旅行で山陰(萩・津和野)に行きました。松陰先生の小さなお部屋も見学、晋作氏の道も歩きました。萩焼も買いました。その頃を思い出し、懐かしく読み返しております。・・・・・・が!その後がいけない!山陰から長崎に足を延ばした一カ月後に長崎支社転勤の辞令をもらってしまいました。

からまつの森 長尾昇蔵

山陰本線の旅!!その4(奈古〜東萩&萩観光)前編

投稿日:2022年06月10日

2022年6月2日(木)晴れ、山陰本線の旅の4日目は、奈古駅から東萩駅までの営業キロ11.8㎞の挑戦と歴史の街萩市観光とする。当初は昨日の6月1日(水)を予定していたが、私の九カ条からなる”こだわり鉄道つたい歩き”のうち、第5条にある「先憂後楽」の考え方などに基づき、日程をチェンジする。カメラをロストしそうになるハプニングにも遭遇したが、結果大成功。また、不測の事態を想定し、東萩駅7時44分発を始発の6時22分発に変更した。更には、待ち時間などを上手く活用し、5月31日のウォーキングで木与駅から奈古駅まで一駅(営業キロ4.6㎞)駒を進めた。これにより、半日の萩市内観光が可能となった。「何事も早め早めの対応が大事である」ことを、改めて本日の歩き・観光を通じて教えてもらった。

※東萩駅

※奈古駅、長門大井駅への路

本日の歩きと観光の時間割は次のようになった。

<歩き>

奈古(6:38)〜長門大井(8:14)〜越ケ浜(10:05)〜東萩(11:02)

<萩市観光>

吉田松陰歴史館(11:45)〜松下村塾(12:02)〜松陰神社(12:06)〜萩・明倫学舎(13:26)〜萩港(15:18)〜萩八景遊覧船(16:00)〜萩焼(16:53)~萩城跡・指月山(17:00)

①今話題の阿武町に所在する奈古駅(阿武町の中心のターミナル?)を6時38分スタートする。6時53分、下関119㎞、長門41㎞、萩15㎞と記した道路標識前を通過する。6時56分、道の駅阿武町前を通過する。ここから越ケ浜にかけて、風光明媚な海岸線である”北長門海岸国定公園”が続く。7時10分、JRはトンネル、国道191号線は洞門(万歩計で122歩)、歩道は通常の道筋となるエリアを歩く。恰も風光明媚で穏やかな瀬戸内海の海岸線を歩くような心境となる。遠くに大島が見えて来る。本日はこの島を見ながらの歩きとなる。海岸線には小舟や釣り人の姿があった。7時30分、2両編成の列車(東萩方面)と対面する。

※道の駅”阿武町”、北長門海岸国定公園の標識

※遠くに大島、小船

※釣り人、長門大井駅への路、大井西踏切

8時頃、飴玉購入とトイレ休憩のため、コンビニに立ち寄る。コンピにを出る際、店員さんに聞いたところ、ラッキーにも直ぐの信号を左折し、踏切を横切った先に長門大井駅があるとのことであった。8時8分、大井西踏切を横切り、300m位戻った先に長門大井駅(8時14分)があった。

※長門大井駅

※長門大井駅

②8時21分、再度大井西踏切を横切り、国道191号線(8時26分)に戻る。8時56分、大井浦港前で下関115㎞、長門37㎞、萩10㎞と記した道路標識前を通過。9時13分、奈古駅に向かう路線バスと対面する。9時43分、粋な宿”萩小町”前を通過。9時55分、越ヶ浜中学校前を通過。9時57分、至誠館大学前を通過。国道から5m位上がった先に越ケ浜駅(10:05)があった。

※笠山、大島

※萩小町、下関まで111㎞地点

※越ケ浜駅への路、越ケ浜駅

※越ケ浜駅、越ケ浜を背景にして

➂10時50分、小畑踏切で長門市行きの列車が通過して行く。この界隈の林で今年初めて蝉の声を聴く。淡々と歩いた先に東萩駅(11:02)があった。駅構内にある観光案内所に立ち寄り、半日で回れるお薦めの観光地をお伺いする。後編に続く!!

※東萩駅への路、小畑踏切

※東萩駅への路、蝉の声

※東萩駅

※東萩駅

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