2018年2月の記事一覧

紀勢本線の旅まとめ!!旅が成功したカギとは

投稿日:2018年02月19日

平成30年2月9日(金)~2月12日(月)までの3泊4日旅行で、新宮から白浜までの営業キロ95.2kmにある全ての駅舎に立ち寄りに成功した秘訣は次の通りであろう。このような歩き方は、約18年間の鉄道つたい歩きを通じて習得したものである。最近テレビ番組で私のような旅が放映されているのは嬉しい限りだ。ただし、行き当たりばったりの粋な旅では、人口の多い地域では成り立つが、過疎化が進行している地域では難しいのでは。特に宿探しが。

※新宮駅、紀伊勝浦駅(ラクダ岩)

①新宮から白浜に向かったのが功を奏した。白浜から新宮に向かうコースであれば、とても95.2㎞は踏破できていないだろう。参考までに、この区間のダイヤは、各駅停車ベースで6〜7往復である。

②泊まる宿をどこにするかがポイントになる。新宮と白浜のほぼ真ん中の串本に宿を置いたのがよかった。同じ宿の場合、重いリュックを背負わず軽装で鉄道つたい歩きができる。この界隈ビジネスホテルは新宮か串本位しかない。後は温泉宿で料金が高くなるし、私のような”鉄道つたい歩き”のような旅にはマッチしない。もし、新宮に宿を取っていたら、ダイヤの関係でせいぜい50㎞くらいしか歩くことができなかっただろう。

※串本駅

③今回、紀勢本線のダイヤやレールウエイマップルなど調査の上、推敲に推敲を重ねて今回のプランを策定した。そう言う意味では、最適化を図った旅でもあった。

※ゆかし湯(吉野熊野国立公園)、   陸の黒島・沖の黒島

④4日のうち2日間が、串本駅に向かうコースとした。すなわち、紀伊勝浦~串本、周参見~串本と。この場合、時間に追われることなく歩けるからだ。仮に串本~周参見とした場合、周参見~串本に帰る電車の心配をしなければならない。

⑤昨年の天浜線の教訓を生かし、日没前に歩き終えるようにした。

⑥9カ条からなる”こだわり鉄道つたい歩き”中、「出発点は先憂後楽の考えに基づき決める」の方針でプランを策定した。

※いせえび博物館(周参見駅)

今回の旅は、気楽な歩き旅とは言え、Plan→Do→Checkの大切さを痛感する旅でもあった。また、美しい日本の景観の素晴らしさや沿線の方の人情味など感じる旅でもあった。旅は実にいいものである・・・。次回の旅が楽しみである。

紀勢本線の旅その6!!周参見~白浜の駅舎とは

投稿日:2018年02月17日

平成30年2月12日(月)晴れ、最終日の周参見から白浜までの歩き、登場した駅舎の顔は次の通り。本日は海岸線の素晴らしい景観のためかアップダウンが多く、実に10カ所と今回シリーズでは最大のトンネルを通過する場面(昨日は6カ所)に遭遇する。

※串本駅

周参見~紀伊日置~椿~紀伊富田~白浜(21.4km)

※周参見大橋(強風の到来を受ける)、道路標識(白浜まで32㎞のショックの表示)

この区間は21.4kmと見た目は短いが、紀伊日置駅と椿駅が国道42号線からそれぞれ2km、1.5kmと離れていた。また、通り抜けられないので元の位置に戻る行程を余儀なくされた。それ故、少なくとの営業キロに7㎞は加算して臨む必要があった。帰りの電車は白浜発15時18分の”くろしお24号”のため、安全を期して14時半までには白浜駅に到着したかった。このため、本日も昨日と同様93分早める串本駅を5時48分発の各駅停車とする。これでも不安であった。山道への難所(一例として、くねくねした道のりのため距離が読めない)を多々感じたからである。時間との戦いが初日の歩きと同様課せられた。もしかすると、4日間で一番の難所であろう。

※日置トンネル、紀伊日置駅

周参見駅から40分位歩いて、道路標識で「白浜32㎞、紀伊田辺35㎞」の表示にはビックリ。時刻表の営業キロに比べて10㎞も長いからだ。頭の中が真っ白となる。この表示を見て以来小走りの回数が増大する。最終的な判断は、紀伊日置駅での時刻表を見てからの判断とする。本日3番目の日置トンネル(1,184m)を通過すると、日置川を跨る日置大橋がある。日置川沿いを30分位歩いた先に紀伊日置駅(8時30分)があり。この駅でくろしお24号に間に合うためのダイヤは紀伊日置駅発13時33分とあった。周参見から紀伊日置までの営業キロは7.2㎞。この区間約2時間の所要時間で踏破できたので「何とか目的の時間には到達できる」と判断を下す。少しではあるが、朝一番の掲示板からのショックが和らぐ。

※前方が椿交差点、椿駅

しかし、次の椿駅への道のりが随分長がった。歩いても歩いても国道から椿駅に入る交差点に到着できず。また、この交差点からの道のりが地図に比べ長くビックリする。小走りの連続でやっと11時25分椿駅に到着。歩いても歩いても鉄道が見えないので誤った路筋を歩いているのではないかと何度も疑心暗鬼となる。紀伊日置から椿までの営業キロは6.1km。引き返しの時間を含め、約3時間要す。ここから次の紀伊富田駅までは4.8km、白浜まで8.1km。何とか頑張れば、白浜駅に14時過ぎには到着できるのではないかと最終判断を下す。

※富田橋(白浜駅まで4㎞の表示)、紀伊富田駅

以下、私の思惑が功を奏し、紀伊富田駅には13時25分到着、そして目標の白浜駅には14時12分ゴール。駅前の店で遅い昼食を済ませ、予定通りくろしお24号に乗り自宅に向かう。本日は、線路と国道が並走していない箇所が随所に登場し、また時間との戦いもあり精神的にも肉体的にも疲れたが、これから人生を歩む上で大いに勉強となった。有言実行の大切さ、最後まで諦めない精神力などなど。 ・・・・・<まとめに続く>

※白浜駅

紀勢本線の旅その5!!周参見~串本の駅舎とは

投稿日:2018年02月17日

平成30年2月11日(日)建国記念日晴れ、三日目の周参見から串本までの歩き、登場した駅舎の顔は次の通り。なお、順路は串本から周参見に向かう道中であるが、ダイヤ、宿泊の関係などでこのような行程となった。

周参見(すさみ)~見老津(みろつ)~江住~和深~田子~田並~紀伊有田~串本(32.2㎞)

※風光明媚な海岸線、見老津駅

※江住駅、マルカンラーメン

この区間は32.2kmあり、今回の歩きシリーズの中では最も長い営業キロへの挑戦となった。この時期はまだまだ日没が早いので、30㎞超の歩きには慎重を期す必要がある。それ故、当初予定の串本発7時21分のくろしお10号から93分早い5時48分(始発)の各駅停車に急遽切り替える。始発電車と特急電車の間にはダイヤは全くなし。また、ホテルでの朝食を予定していたがそれも断念。しかし、結果的には大成功。日没とほぼ同時に串本駅に17時48分到着できる。しかも、高校先輩推奨の串本海中公園に立ち寄ることができた。正に”早起きは三文の得”を痛感する一日であった。

※和深駅、田子駅

それにしてもこの時期、電車での移動時間である5時48分〜6時28分の時間帯、辺りは真っ暗、車中から沿線の風景は全く見えず。それ故、本日のコースの道筋を観察できず。やっと周参見駅手前で海岸線の風景が朧気に見えてくる。しかも、周参見駅を出発した瞬間、太平洋からの強風があり肌寒し。手袋とマスクを着用し、今回の歩きシリーズで最も長い営業キロ9㎞先の見老津駅に向けスタート。平成27年6月歩いた宗谷本線の佐久から筬島(おさしま)までの18㎞には及ばないが・・・。この歩き実績があるので、海岸線に沿った山道もかなりのエネルギーを消耗したが、自信をもって臨むことができた。約3時間要して9時28分やっと見老津駅に到着できる。

※田並駅、紀伊有田駅

※串本海中公園

今回の紀勢本線は、概ね国道42号線の道筋に沿って駅舎があるのに加え、駅前の交差点にはJR○○駅と掲示板があり大いに助かった。それ故、見老津駅から串本駅までもコバルトブルーの風光明媚な海岸線を見ながら楽しむことができた。今回の旅行で初めて江住と和深の中間点辺り(里野海水浴場)で昼食をとれる機会を得る。夜はこのシリーズ3連荘で通った”香蔵”で美味しい郷土料理と地酒を頂く。この店はホテルから推奨して頂いた食事処だけあり、三日三晩満席の状態であった。マスターに忙しい合間を縫って本日の成果などを語らせて頂く。そして、明日の難関突破のためのエネルギー補充のために・・・。本日も充実した一日であった。

※三日三晩お世話になった”香蔵”にて(2月10日撮影)

紀勢本線の旅その4!!紀伊勝浦~串本の駅舎とは

投稿日:2018年02月16日

平成30年2月10日(土)曇り/雨、二日目の紀伊勝浦から串本までの歩き、登場した駅舎の顔は次の通り。

紀伊勝浦~湯川~太地~下里~紀伊浦神〜紀伊田原~古座~紀伊姫~串本(26.6km)

※湯川駅、太地駅

この区間は26.6kmあり、昨日と異なり、コバルトブルーの海を見ながらの歩きとなった。湯川駅への途中、吉野熊野国立公園の観光スポットにも立ち寄ることができる。この区間を時刻表で調べたところ、太地駅と古座駅は特急”くろしお”が停車する駅。本日登場する町名は、那智勝浦町、太地町、串本町。太地町が那須勝浦町に囲まれた中にあった、このため、太地駅を過ぎると再度那須勝浦町が登場してきた。太地駅前の”鯨とともに日本遺産”は印象的であった。

※下里駅、紀伊浦神駅

※紀伊田原駅、古座駅

昨日と異なり、リュックもジョギング用の身軽な軽装に加え、時間に追われない道中であったので、今回の歩きシリーズの中では一番歩きやすかったコースであったかも知れない。しかも天気予報では雨マークであったのにも関わらず、紀伊田原駅(紀伊勝浦から13.9km地点)までは曇り空であったので助かった。しかし、紀伊田原駅を過ぎた辺りからポツリの小粒の雨を感じ、次第に大粒の雨となり集中力を欠く歩きとなる。それ故、古座駅までの道中は随分長かった。折りたたみ傘であったこともあり、ジャケットの内ポケットにある財布も多少湿気を感じる始末であった。

雨の中集中力を欠きながらも、串本町の観光スポットのひとつである橋杭岩に立ち寄ることができ、それなりの収穫を感じる一日であった。同時に、本日も九カ条からなるこだわり鉄道つたい歩きに登場する”必殺仕置人の心境で歩く”があればこそ、できたと強く感じる一日でもあった。

※紀伊姫駅、橋杭岩

紀勢本線の旅その3!!新宮~紀伊勝浦の駅舎とは

投稿日:2018年02月15日

平成30年2月9日(金)晴れ、初日の新宮から紀伊勝浦まで歩き、登場した駅舎の顔は次の通り。

新宮~三輪崎~紀伊佐野~宇久井~那智~紀伊天満~紀伊勝浦(14.9km)

※三輪崎駅、紀伊佐野駅

この区間は14.9kmあり、17時37分までに踏破を要する必要があった。この時間を過ぎると、次の串本に向かう各駅停車は19時38分までないからである。それ故、時間との戦いとなった。無駄な歩きは許されなかった。また、分かりやすい区間などは小走りしながらの歩きを余儀なくされた。唯一の救いは、18時10分発のくろしお34号の串本方面に向かう特急があった。このダイヤが保険の機能を醸し出してくれ、少しは精神的な重圧から解放してくれた。

※宇久井駅、那智駅

新宮駅から三輪崎駅まではJR線と今回のシリーズ歩く国道42号とはかなり乖離し、山を越えるため大回りの歩きとなった。三輪崎駅から紀伊勝浦駅までは、JR線と国道42号線がほぼ並走していたので助かった。但し、紀伊佐野駅で地図を無視した歩きとなり、引き返す場面も生じたが・・・。しかし、小走りが功を奏し、紀伊勝浦駅には17時半頃到着しホットする。

日本海側は大雪情報の中、紀勢本線界隈はウォーキング日和に恵まれ、歩いてから30分経過し、ジャケットの下のセーターを脱ぐ位の状況となった。色んな面で、天や神のご加護を強く感じる一日であった。

※紀伊天満駅

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