室蘭本線の旅!!その1(苫小牧への移動)
投稿日:2025年06月23日
2025年6月11日(水)曇り、室蘭本線の旅の1日目は、飛行機で新千歳空港まで移動し、そこからJR線を乗り継いで苫小牧まで向かう。途中、南千歳で乗り換えとなる。苫小牧駅に到着するや否や、みどり生命時代お世話になったベルコの建物が目に入る。苫小牧は生まれて初めて踏み入れる地であるが、かつて山形駅界隈の飲み屋で知り合った泥舟さんの出身の地であることと、そしてマー君の母校駒大苫小牧高がある地であることを思い出し親しみを感じる。駅前にある東横インには14時頃到着する。チェックインを済ませ、15時過ぎ、本日の飲み屋探しを兼ね、苫小牧の街並みを散歩する。
※いざ出発(羽田空港にて)
※南千歳駅への路
苫小牧駅への路
※苫小牧駅、苫小牧ベルコ、東横イン
駅から少し歩いた先に王子製紙工場があった。後日お邪魔するせきはら店主のお話によると、この工場では新聞紙や段ボール箱を中心に製造しているとのことであった。また、最近紙離れが多くなり、一部工場を縮小したとのことであった。汗を流したあと、ホテルから10分位ある、海鮮茶屋”海陽”にお邪魔し、明日からの英気を養う。
※王子製紙苫小牧工場
※アカエゾマツを背景に
※飲み屋までの路、池田酒店に立ち寄り日本酒ゲット
※船中八策を飲みながら明日のからの歩きを考える
室蘭本線の旅!!そのプランとは
投稿日:2025年06月23日
室蘭本線の旅(岩見沢~長万部:営業キロ211㎞、東室蘭~室蘭:7.0㎞)
〇2025年6月11日(水)曇り
ANA61便 羽田11:00 →千歳12:35
千歳空港12:50 → 南千歳12:53
南千歳12:59 → 苫小牧13:21
苫小牧泊(東横イン苫小牧駅前:0144-32-1045:アイヌさん)
〇6月12日(木)曇り/晴れ
苫小牧6:11 → 岩見沢7:40
岩見沢~志文~栗沢~栗丘~栗山~由仁(ゆに) (24.6㎞)
由仁15:34 → 苫小牧16:41
苫小牧泊
〇6月13日(金)晴れ
苫小牧6:11 → 由仁7:06
由仁~古山~三川~追分~安平(22.4㎞)
安平14:16 → 苫小牧14:45
苫小牧泊
〇6月14日(土)晴れ
苫小牧7:31 → 安平8:01
安平~早来~遠浅~沼ノ端~苫小牧(28.8㎞)
苫小牧泊
〇6月15日(日)曇り
苫小牧6:10 → 室蘭7:33
室蘭~母恋~御埼~輪西~東室蘭~鷲別~幌別~富浦~登別(24.5㎞)
登別17:26 → 苫小牧18:23
苫小牧泊
〇6月16日(月)晴れ
苫小牧7:49 → 登別8:32
登別~虎杖浜~竹浦~北吉原~萩野~白老~社台(24.4㎞)
社台16:30 → 苫小牧16:48
苫小牧泊+
〇6月17日(火)曇り/晴れ’
苫小牧7:49 → 社台8:09
社台~錦岡~糸井~青葉~苫小牧(16.1㎞)
苫小牧泊
〇6月18日(水)快晴
北斗2号 苫小牧6:44 → 長万部8:07
長万部~静狩~小幌(17.5㎞)
小幌15:39 → 東室蘭16:54
東室蘭泊(アパホテル室蘭0143-43-2333)
〇6月19日(木)快晴
東室蘭7:27→ 静狩8:42
小幌~礼文~大岸~豊浦(18.6㎞)
(実際には:静狩~小幌~礼文~大岸~豊浦:25.5km)
豊浦17:22 → 東室蘭18:20
東室蘭泊
〇6月20日(金)曇り/晴れ
東室蘭7:27 → 豊浦8:17
豊浦~洞爺~有珠~長和~伊達紋別~北舟岡~稀府(まれっぺ)(24.5㎞)
稀府16:36 → 東室蘭16:54
東室蘭泊
〇6月21日(土)曇り/晴れ
東室蘭7:27 → 稀府7:47
稀府~黄金~埼守~本輪西~東室蘭(16.6㎞)
東室蘭泊
〇6月22日(日)晴れ
北斗3号 東室蘭10:03 → 南千歳10:57
南千歳11:02 → 千歳空港 11:06
新千歳空港温泉(0123-46-4126)で旅の疲れ癒す(空港ビル4F)
ANA66便 千歳14:30 → 羽田16:05
室蘭本線の旅!!有言実行なる
投稿日:2025年06月23日
2025年6月11日(水)からの22日(日)までの11泊12日の室蘭本線の旅(岩見沢~長万部:営業キロ218㎞)、沢山の方のご声援と天や神のご加護を得て、この本線に登場する47ある全駅舎の立ち寄りに成功する。この区間、熊が出没しそうな区間もあったが、ハラハラドキドキしながらも無事踏破でき、これまでの旅の中でも印象に残る旅となった。これで通算営業キロは、1万6千837km(活動日数835日、日本の鉄道の60.8%。地球円周の42.0%)となり、当面の目標の1万7千キロまで163㎞となった。
今回の旅の特筆事項は次の通り。
①JR北海道のダイヤは少ないし、ホテルの数も少ないので、旅プランの策定に苦労したが、推敲に推敲を重ねたプランが功を奏し、室蘭本線の旅を無事終結できる。すなわち、苫小牧7泊、東室蘭4泊は大正解であった。今思うと、このプラン以外では、”室蘭本線の踏破は難しいのでは”と自負できる。
②これまで秘境駅は幾つも踏破してきたが、その中でも静狩駅と礼文駅の間にある小幌駅の踏破は、難関中の難関であった。それは、国道37号線から800m位、熊の出没のリスクが漂う森林、橋のない小川に沿った獣道を、命がけで踏破したからだ。これまでの飯田線の田本駅、土讃線の坪尻駅に比べ、数倍難しい秘境駅であった。それ故、無鉄砲では臨めない区間であった。ネットで検索しても道筋は出てこない。歩く鉄道作家である以上、何とか無事踏破し、第三者に発信したかった。来る日も来る日も悩んだ結果、ある日運よく、ネットでやっと今回歩いた道筋に出会う。
③今回の旅は、一度も傘をさすことなく、風光明媚な箇所が多々登場する室蘭本線を踏破できた。7日以上の旅で、傘の登場のない旅は初となった。恰も本州を歩いているような錯覚(街並み、自動販売機、コンピになど)もした。6月の北海道は日も長いし、梅雨もないので、2014年~2016年に引き続きそれを実感した。
※苫小牧西港フエリーターミナル駅にも立ち寄る
※大岸駅界隈の海岸、洞爺駅界隈の虻田神社(あぶた)
※室蘭駅に繋がる白鳥大橋下を潜る
④今回の旅を通じ、北海道で初めてJR線による面ができた。すなわち、長万部~ニセコ~俱知安~小樽~札幌~岩見沢~苫小牧~登別~東室蘭~長万部のエリア。今回の旅を通じ、将来リスクを勘案した旅プラン(歩く鉄と乗り鉄併用)で、帯広、釧路、根室、網走、北見、富良野などに何とか立ち寄りたいという夢広がる。
⑤今回の旅程、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と「人生万事塞翁が馬」の諺を強く感じたことはない。前者は秘境駅小幌の踏破が該当。後者は北海道新幹線の工事で、神戸大阪の旅期間中、当初予定していた長万部泊がNGとなる連絡を頂く。一瞬ショックとなり、東室蘭から長万部区間の踏破はできないのではないかと脳裏に漂う。しかし、神戸大阪の旅から戻り次第、推敲に推敲を重ねた結果、東室蘭のホテルの宿泊予約にこぎつける。もし、長万部に4泊宿泊していたら、ダイヤの関係から小幌駅も含め、東室蘭から長万部までの全駅舎立ち寄りはできていないかも知れないと。すなわち、九ヶ条からなる”こだわり鉄道つたい歩き”の第5条(先憂後楽の考え方)に反する歩きとなるからだ。
⑥古山駅(ふるさん)、早来駅(はやきた)、安平駅(あびら)、稀府駅(まれっぷ)など読めない駅舎と対面する。
⑦由仁駅、豊浦駅、稀府駅で駅備え付きのメモ帳に今回の旅をメモする。(これまで北海道の旅でメモ帳に記載した駅は問寒別駅など)
⑧旅先や飲み屋などで沢山の方と出会う。その都度、小幌駅の踏破についてご意見を伺う。2015年以来2度目である、”新千歳空港温泉”の立ち寄りは旅の締めとして最高であった。
※粋な喫茶店”えちおぴ屋”(糸井駅界隈)
※郷土料理”せきはら”にて(苫小牧駅界隈)
※居酒屋”まんまる”にて(東室蘭駅界隈)、新千歳空港温泉
⑧室蘭本線は概ね複線であるが、由仁~三川、豊浦~稀府などで単線となる区間がある。また、室蘭本線のうち、沼ノ端~苫小牧~東室蘭~室蘭は電化区間。その他は非電化区間である。更に、JR北海道の電化区間は、札幌~旭川、小樽~札幌~白石~千歳~沼ノ端~苫小牧~登別~東室蘭~室蘭、函館~新函館北斗であると判明。
明日から11泊12日で室蘭本線の旅!!果たして有言実行なるか
投稿日:2025年06月10日
2025年6月10日(水)、明日から9年振りに、JR北海道鉄道路線の旅に出立。今回の旅は室蘭本線(岩見沢~長万部:営業キロ211km、東室蘭~室蘭:7km)の総営業キロ218㎞に挑戦する。これまで、2014年~2016年の3年間で稚内~函館までの宗谷本線・函館本線(総営業キロ682.5㎞)を踏破した。いずれも6月。今回はそれを受け、4度目の6月挑戦となる。6月は日は長いし、北海道は梅雨がないし、最適な時期と自問自答し、「今が時なり」と。これまでの3回の経験を生かせば、簡単にクリアできそうであるが、あれから10年の歳月が流れ、体力的にも相当ダウンしている。また、今回の区間も難所が幾つかある。今回は北海道のため、鈴と笛を持参し、熊が出没しそうな箇所は、笛をピーピー吹きながら歩く予定。天や神のご加護を得て、果して有言実行できるかどうか。詳細はは6月22日(日)以降のブログで。
今回の旅も、これまで3点セットに加え、昨年リニューアルした帽子と新たな襷を着用して臨みます。どこかで4点セットを見かけた時は”頑張れ”の激励を頂ければ幸いです。
なお、今回の旅に関しては、神戸電鉄と阪神電車などの踏破もあり、沢山の方から、事前に応援のメッセージを頂きました。感謝の気持ちで一杯です。この場をお借りして、熱く厚く御礼申し上げます。
第83編(ごめんなはり線・阿佐海岸鉄道)&第84編(岳南電車・宇都宮ライトレール・ひたちなか海浜鉄道)PDF読本登場!!日本横断歩き鉄の旅
投稿日:2025年06月09日
2025年6月9日(月)、次の2作品が、”日本横断鉄の旅”PDF読本としてできましたので、ご紹介いたします。本シーズは、”こだわり鉄道つたい歩き”PDF読本のダイジェスト版で、旅の手帳としてもご活用頂けます。
①第83編(ごめんなはり線・阿佐海岸鉄道)
2025年3月から歩いた路線で総営業キロは、52.7㎞です。
②第84(岳南電車・宇都宮ライトレール。・たちなか海浜鉄道)
2025年2月~4月に歩いた路線で総営業キロは、38.0㎞です。
下記をクリックすると、次の沿線の各駅舎を閲覧することができます。
下記をクリックするとこれまでに公開した全てのPDF読本などがご覧頂けます。
<樫原勉文庫最新版>(2025年6月9日現在)
http://www.kassy-kan.net/blog/?p=46135 |
本編の創設により、通算125作目の”歩き鉄PDF読本”(デジタル著書)登場となります。内訳は”日本縦断の旅”が6編構成、”日本横断歩き鉄の旅”が60編構成(第1編〜第54編、第57編、第61遍、第64編,78編、第83編、第84編)、”こだわり鉄道つたい歩き”が57巻構成(第2巻~第59巻)、そして”わいわい道中記”(2冊)。また、本編により”日本横断歩き鉄の旅”のPDF読本の総営業キロは1万4千656km(駅舎数5,300駅)のため、カッシー館における公開率は88.1%)となります。
※公開率=日本横断のPDF読本の総営業キロ/通算営業キロ(1万6千619km)