室蘭本線の旅!!その8(長万部~小幌)
投稿日:2025年06月26日
2025年6月18日(水)快晴、室蘭本線の旅の8日目は、長万部から小幌までの営業キロ17.5㎞に挑戦する。今回の旅を3つの区間に分けて挑戦する。すなわち、第1弾が岩見沢~苫小牧(75.8㎞)、第2弾が室蘭~苫小牧(65.0㎞)、そして第3弾が長万部~東室蘭(77.2㎞)で。しかし、今回の区間は本日から6月21日(土)までの4日目で、一日当たりの平均営業キロは19.3㎞と20㎞未満であったので精神的には楽な区間と思われたが、さにあらず。それは、静狩~小幌(こぼろ)~礼文の区間が難関中の難関で、小幌駅立ち寄りに、命がけで臨む区間であったからである。熊の出没するリスクはあるし、国道36号線から小幌駅まで山道を下る公の道筋がないためである。来る日も来る日もネットで情報収集した結果、ある情報源に辿りつき、自己責任の下立ち寄りに挑戦することにする。朝食は昨夜買ったおにぎりで済ませ、苫小牧6時44分の北斗2号で長万部駅まで移動する。途中、東室蘭駅のみ停車し、長万部駅までノンストップで。長万部駅界隈には、2021年6月19日(日)~6月21に(火)、ホテルエクセルインで3泊宿泊したので懐かしいエリアであった。トップページでご紹介した通り、当初はこのホテルで4泊宿泊の予定であったが、北海道新幹線工事に負荷をを要し、使用できない旨の連絡を受ける。
本日の各駅舎到着時刻は次の通り。
長万部(8:17)~静狩(10:53)~小幌(14:07)
①本日はホテルが苫小牧から東室蘭になる関係で重いリュックを背負っての移動となる。しかし、天や神のご加護を得て、快晴で最高のコンディションとなった。懐かしい長万部駅界隈を種々のアングルで撮影後、今回の旅の最長区間(10.6㎞)である静狩駅を目指す。8時27分、国道37号線の起点に到達する。ここから右手に太平洋海岸に沿った道筋を歩く。旭浜を経由し、8時31分、室蘭88㎞、洞爺湖町44㎞と記した標識前を通過する。直ぐ近くに長万部終末処理場があった。国道37号線には国道230号と併記していた。8時40分より、295歩ある新長万部橋を渡る。8時44分、長万部(起点)から1㎞地点に到達する。9時8分、函館方面の特急とすれ違う。9時10分、室蘭84㎞、洞爺湖町40㎞と記した標識前を通過する。9時12分、苫小牧方面に向かう特急とすれ違う。9時37分、長万部から5km地点で前方にある山が近くに見えるようになる。9時23分、当初は東室蘭から長万部まで電化区間と持っていたが、左手踏切付近で非電化と判明する。しかし、この界隈は複線となっていた。9時43分、長万部町静狩の地名を見て、静狩駅が近いと感じる。10時7分、長万部から7km地点を通過。10時20分、室蘭79㎞、洞爺湖町35㎞と記した標識前を通過。10時32分、国道37号線から分岐する幹線道路に方向転換する。10時37分、30歩ある静海橋を渡る。やっと、静狩駅には10時53分に到着する。
②10時58分、木々からウグイスの鳴き声を耳にする。静狩の住宅街を歩き、11時3分、静狩道路踏切を横切り、鉄道の左側となる。小幌駅に向かう線路はトンネルに向かって続いていた。途中、トンネル工事をしている現場があり、沢山のトラックと対面する。坂道を上り、国道37号線には11時23分に合流する。11時37分より、今回の旅で初めてタオルを首にかける。11時45分、室蘭74㎞、洞爺湖町30㎞と記した標識前を通過。11時53分、長万部から13㎞地点に到達する。11時58分より、638歩ある静狩トンネルを通過する。トンネルは火照った身体を冷やしてくれ快適な気分となる。12時7分、このトンネルを出ると黒松内町東栄とあった。12時10分、長万部から14㎞地点に到達。この界隈に黒松内市街への案内板があった。12時19分、44歩ある大成橋を渡る。12時40分、長万部から16㎞地点に到達。小幌駅が近いと察知する。すなわち、教えて頂いた橋と目印トンネル。12時43分、悠遊バスが通過して行く。13時10分、室蘭69㎞、洞爺湖町25㎞と記した標識前を通過する。13時10分、長万部から18㎞地点に到達する。
13時15分、黒松内町から長万部町となる。13時17分より、232mある小幌橋を渡る。13時24分より、225mある礼文華橋を渡る。この橋から風光明媚な太平洋が登場する。同時に教えて頂いた礼文トンネルが登場する。それ故、この風光明媚な山間を下った先に、小幌駅があると察知する。このトンネル前で長万部町から豊浦町となる。この地点で長万部から19㎞とある。
13時30分より、重いリュックを背負いながら、足元が悪い山道を下る。如何にも熊が出没しそうな環境であった。鈴を鳴らしながら何度も笛をピーピー吹きながら山道を下る。10分位歩いた先から橋桁のない小川にぶつかる。足元に注意しながら川沿いを歩く。途中1.5m位の川幅にぶつかり渡るのに苦労する。リュックを背負っており、よろよろしながら、傘を杖替わりにして対処する。このようなことを繰り返しながら、やっと14時7分、小幌駅に到着する。今日はもしかすると自分の命日になるかもしれないと覚悟で臨んだ。しかし、天や神のご加護、両親をはじめとする先祖にも守られ、無事踏破でき、最高の気分となる。同時に”2万キロ目指し頑張れ”と天命があったと錯覚もする。しかし、明日同じルートで坂道を上るのは色々リスクを伴うので、静狩~礼文トンネルまで歩くことで代用する。
次の東室蘭行きは15時39分である。1時間半位待ち時間がある。感動の余り、この待ち時間を活用して、家内・情報源でお世話になった方に電話連絡、そして友人にSNSやSMSを発信しょうとするが、全く電波の影響でNGとなる。それ故。小幌駅界隈を散策後、小幌駅で休息をとることにする。休息中、ペットボトルが無くなり、喉がからからとなる。途中、苫小牧方面の特急が通過して行く。15時6分、長万部行きの列車がやって来る。ここで乗り鉄の方が数名下車する。おそらく小幌駅界隈を撮影後、15時39分の列車で東室蘭方面に戻るうプランでろう。2名の静岡からやって来たという若者と話す機会を得る。チラシを手渡し、今回の旅について語ると、驚いていた。特に、国道36号線から小幌駅の立ち寄りには驚いていた。退屈な時間もあっという間に過ぎ去る。
③15時39分の列車で東室蘭駅を目指す。東室蘭駅には16時54分に到着する。西通りを通り、ホテルには17時26分に到着する。汗を流した後、ホテルで紹介を受けた居酒屋”まんまる”で本日の疲れを癒す。
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