小海線の旅!!その2(海尻〜佐久平)前編

投稿日:2021年10月18日

2021年10月12日(火)曇り、小海線の旅の2日目は、海尻駅から佐久平駅までの営業キロ29.4㎞に挑戦する。この季節、17時を過ぎると辺りが真っ暗になるので、何と17時頃目途に佐久平駅に到着できるよう頑張る必要があった。ダイヤも佐久平駅始発が7時1分で、海尻駅到着は8時12分。すなわち、約9時間で海尻駅から起算して17番目の佐久平駅に到着する必要があった。

※佐久平駅

JRの場合、通常1駅間隔は4㎞目途であるが、本日の区間は1.8㎞と短く達成感を味わえた一方、駅舎の通り過ぎないよう、細心の注意を要した。鉄道営業キロは最短のキロ数で、実際に鉄道つたい歩きする道筋は、川や山などで迂回を余儀なくされるため、順調に歩けて2割~3割増しの上乗せとなる。すなわち、35.3㎞から38.2㎞位の距離を各駅舎立ち寄りにより歩く必要があった。

しかし、未知の道筋のため、ロスタイムが生じる恐れがある。少なくとも1時間位は見込む必要があった。それ故、通常の歩き方法だけでは到底間に合わないと考え、適宜ジョギングを取り入れて臨むことにした。道に迷う場面もあったが、下記の通り、概ね時間内に各駅舎立ち寄りをすることができた。

佐久平駅から海尻駅まで車窓から歩く道筋を注視しながら移動する。沢山の高校生が各駅舎から乗車して来る。一番賑やかだっと思われる中込駅で沢山の高校生の乗車・下車がある。この駅舎で14分停車する。小諸行きの下り列車2本と対向する。八千穂駅から少し山間となる。馬流駅でも沢山の高校生が下車する。小海駅駅から海尻駅にかけて、千曲川に沿って小海線は走ると同時に山間の道筋となる。小海駅でも沢山の高校生が下車する。小海駅から海尻駅までは2両編成車両の乗客は数名となる。佐久平駅では、座席は満席状態であったが。

各駅舎立ち寄り時刻は下記の通り。

海尻(8:15)〜松原湖(8:58)〜小海(9:53)〜馬流(10:16)〜高岩(10:47)〜八千穂(11:20)〜海瀬(12:10)〜羽黒下(12:33)〜青沼(13:08)〜臼田(13:32)〜龍岡城(14:22)〜太田部(14:54)〜中込(15:21)〜滑津(15:58)~北中込(16:28)〜岩村田(17:16)〜佐久平(17:31)

※海尻駅

①8時17分、101歩ある海尻橋(千曲川)を渡り、国道141号線(8時20分)に合流する。随時ジョギングをしながら、滑津駅位まで臨む。8時37分、海尻洞門を通過。8時44分、南牧村から小海町となる。山々は紅葉が始まっていた。国道から50m位下った先に松原湖駅(8時58分)があった。

※松原湖駅への路

※千曲川に面した国道141号線、南牧村から小海町へ

※松原湖駅

※松原湖駅、小海駅への路

②9時8分、小諸42㎞、佐久24㎞、佐久穂13㎞と記した道路標識前を通過する。9時22分、曇り空から薄日空となる。9時33分、鎰掛洞門(かぎかけ:97歩)を通過。9時36分、国道141号線を右折し、万歩計で257歩ある小海大橋を渡る。途中、JRを跨ぎ、鉄道の右側となる。9時46分、小海中学校前を通過。9時51分、JR線を跨ぎ、鉄道の左側となる。塔が印象的な小海駅(9時53分)に到着する。駅前は商店街が広がっていた。その中で清水屋酒が印象に残った。

※千曲川を跨ぐ橋梁、小海大橋

※小海駅

※信州の酒(清水屋)

➂鉄道に沿って淡々と歩く。10時1分、相木川(79歩)を渡る。運よく10時13分、馬流駅への案内板を見つけ、鉄道に近づく。10時16分、馬流駅に到着。駅舎のホームには秩父事件戦死者の墓の標識があった。近くに、今朝下車した高校の校舎は見つからず。

※馬流駅

※馬流駅

④千曲側と小海線の間にある道筋を歩く。10時30分、体長1m位の蛇を踏みそうになる。慌てて草村に退散する。10時31分、今にも落ちそうな岩の前を通過。10時39分、千曲川に跨る高岩橋を通過。その先に高岩駅(10時47分)があった。今思うと、落ちそうな岩が「高岩」かと。そして、駅名の由来も何となく理解できた。

※高岩、高岩橋

※高岩駅

⑤10時50分、第2高岩踏切を横切り、鉄道の右側となる。11時6分、樋ノ口踏切を横切り、鉄道の左側となる。丁度、小淵沢方面の列車(2両)がやって来る。11時12分、東京電力千曲事業所前を通過。商店街が広がる。11時20分、八千穂駅に到着。駅舎には白樺の作品が展示されていた。親切にも「記念写真を撮りましょうかのお声がかかる」。「お願いします」と対応。帽子などがPRになったのであろう。”歩きチラシ”を手渡し、御礼を行って別れる。11時22分、八千穂駅界隈に”奥村土牛美術館”がある。立ち寄ろうと思ったが、時間の関係でパスする。この界隈でスマホのバッテリーが上がり、ナビの検索が不能となる。

※樋ノ口踏切、八千穂駅

※八千穂駅

⑥11時28分、井筒長、黒沢酒造前を通過。11時30分、下海瀬の標識前を通過。第六感でそろそろ海瀬駅と思い、鉄道に近づく。11時58分、佐久穂小学校・中学校があった。この学校先で運よく、小淵沢方面に向かう通行人の方と出会い、海瀬駅まで同行させて頂く。山の裾野にあり、この人に会っていなかったら、未踏破になる恐れもあった。感謝の気持ちで一杯となる。海瀬駅は、「日本一海から遠い駅」とあった。後編に続く!!

※奥村土牛美術館、黒沢酒造、海瀬駅への路

※佐久穂小学校・中学校、海瀬駅

※海瀬駅

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