福知山線の旅!!その4(道場〜西宮名塩)前編

投稿日:2021年11月23日

2021年11月15日(月)晴れ、福知山線の旅の4日目は、道場駅から西宮名塩駅までの営業キロ8.2㎞に挑戦する。営業キロは8.2㎞と今回の旅の中では最も短いが、特に道場駅から武田尾駅までの営業キロ5.0㎞は、山や川が前方に立ち塞がり、大きく迂回を余儀なくされた。先日記載させて頂いた通り、これまでのウォーキング史の中で3本の指に入る難関コースであった。また、武庫川を適宜越えながら、分岐が幾つかあるくねくねした山道を歩くコースであったので、ひとつ誤ればとんでもない方向に行く恐れがあった。しかも歩き当初は靄がかかり、先日の小海線の清里駅と同様視界が50m位であったので、不気味な道筋となった。それ故、道場駅から武田尾駅までの道筋は、精神的にもプレイヤーを要した。

※柏原駅、新三田駅(新三田〜高槻まで各停)、靄がかかった道場駅

ただし、武田尾駅から西宮名塩駅までの営業キロ3.2㎞区間は、観光客の多い廃線跡を歩くコースであったので、精神的にも楽であった。また、観光としても楽しむことができた。ここでも”こだわり鉄道つたい歩き”九カ条に登場する「憂後楽の考え方」で歩けた。もし、西宮名塩駅から道場駅を目指す歩き方であれば、踏破できなかったと思われる。

※道場駅

道場駅からの立ち寄り時刻は次の通り。

道場(6:58)〜武田尾(10:50)〜西宮名塩(13:11)

①寒さのため、ホテルを5時20分頃出て以来、靄で視界は50m位であった。6時47分、道場駅に到着する頃は多少薄れてきたが、山間は依然視界50m位であった。道場駅を下車するや否や、駅前にいた乗客に道場駅から武田尾駅までの道筋を地図をお見せしながらお伺いする。「あちら方面は歩いたことがありませんのでわかりませんが、地図にある通り、遠回りする道筋はあると思います」との回答がある。このアドバイスは精神的にも和らげてくれた。

※kめじ側道橋、靄がかかった道筋を歩く

靄がかかった道筋を歩く。100m位歩いた先にかめじ側道橋があり、この橋を万歩計で測定しようとしたところ、所定のジーパンのポケットにはないので、落した恐れがあると思い、2往復する。一時は諦めかけたが、冷静に振り返る。道場駅前で万歩計を使用した際、無意識でショルダーバッグに格納していたことに気付く。ホットする。7分位ロスタイムが生じる。再びかめじ測道橋に到着。万歩計で122歩あった。

※JR線下を横切る、背後は新名神高速道路

7時24分、JR線下を潜り、鉄道の左側となる。今度は7時26分、JR線下を潜り右側となる。武庫川に沿って歩く。鉄道は河岸の向こうにあった。途中想定外に車の往来があった。ただし、先程の側道橋以降は通行人とは一切会わず。7時39分、武庫川に沿って北神吉田建設のいう企業があった。また、民家は見当たらなかったが、幾つかの企業が武庫川を挟んであった。途中、車から降りて来た人と対面し、武田尾への道筋をお尋ねする。「ここから先、一度も行ったことはありませんが、大きく迂回して山道をくねくね歩けば到着できると思います。お気をつけて歩いて下さい」との回答がある。ホットする。7時54分、橋が出現する。この橋をわたるべきかどうか、ナビと地図で検証する。今、考えるとこの場面が最大の岐路であったような気がする。

※最大の岐路(この橋を渡る)、武庫川を右手に歩く

※新名神高速道路、靄がっかった山道を歩く

検証の結果、114歩ある武庫川を渡る。鉄道は左手トンネル内にあった。ここから武庫川に沿った山道を上る。2015年6月27日(土)16時過ぎ、宗谷本線の北星駅(現在廃駅)から日進駅まで歩いた場面を思い出した。あの時は右手に天塩川、左手に宗谷本線が目線位のアングルで走っていた。熊が出没するような場面でもあったことを。ここからも数台の車と対面する。自分が間違った道筋を歩いていないことを検証できホットする。宗谷本線の時は1台であったが。8時5分、3台目の車と対面する。8時21分、前方トンネルから出た道場方面に向かう車両を見かける。いつの間にか靄は消えていた。ここから、急な斜面を上る。真っ直ぐにある道筋はロープをはり通行止めとなっていた。この区域が当初は歩けるのではないかと考えていたが、歩くのは不可能と現地を見てわかった。「百聞は一見に如かず」の格言にピッタリの場面であった。

※左側の路を上る(右手はロープをはり行き止まり)、鉄道を横切る

8時27分、トンネル越えでJR線の左側となる。8時31分、新名神高速道路下を潜る。8時32分、車と対面する。8時33分、右手に川下川ダムがあった。ここからは、川下川に沿って歩く。くねくねした山道を淡々と歩く。9時3分、峠に到達。9時22分、車が私を追い越して行く。9時27分、希望の家”身体障碍者授産施設社会福祉法人”があった。この前で初めて通行人と出会い、ホットする。ここから数分歩いた先で民家が見えて来る。9時35分、玉瀬浄水場に到達。のろう橋(境野川)を渡る。9時40分、幹線道路(33号線)に出る。民家先で武田尾駅への道筋をお伺いする。「真っ直ぐ歩けば行けます」と教えて頂く。しかし、ここから武田尾駅遠し。

※新名神高速道路、川下川ダム

※川下川に沿って歩く(歩いても歩いても民家見えず)

※ひたすら川下川沿いを歩く

※希望の家、玉瀬浄水場前

9時45分、玉瀬バス停(阪急バス)前を通過。10時2分、武田尾辻バス停前を通過。坂道を下る。10時18分、新名神高速道路が再度登場し、分岐点があり、直進すべきか右折すべきか迷う。ナビとこれまでの第六感で直進する。大正解であった。暫く歩くと新名神高速道路下を潜る路が登場する。分岐点で右折する。10時18分、高速道路下を潜る。

※境野川、武田尾の標識、新名神高速道路

※大岩稲荷大神、武田尾稲荷神社、遠くに武田尾駅

10時25分、大岩稲荷大神前で本日の安全を祈願する。10時30分、路線バスと対面する。10時37分、武田尾稲荷神社前を通過、その先に廃線跡を歩く玄関先があった。うっかりして、ペットボトルを電車の乗車区間でロスト。それ故、水分補給がないまま、4時間位も耐えた。やっと、10時40分、自動販売機が見つかり安堵する。その先で「廃線跡を歩く道筋」について若い男性から質問を受ける。「ここから数分歩いた先にあります」と回答する。廃線跡を歩く観光客の多数と対面する。武庫川を渡った先に武田尾温泉があった。前方には武田尾駅が200m位先にあり、尼崎方面の電車がやって来る場面に出くわす。武田尾駅には10時50分やっと到着する。ホットする。後編に続く!!

※武田尾駅

※武田尾駅、廃線跡玄関先

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