山陰本線の旅!!その5(赤碕~米子)前編

投稿日:2020年08月15日

※朝の鳥取駅、鳥取方面の車両

2020年8月2日(日)晴れ、山陰本線の旅の第5弾は、赤碕から米子までの営業キロ31.7㎞に挑戦する。本日から、出雲市までの3日間の歩き旅は、特に炎天下の中リュックを背負っての厳しい環境下のため、事前にカッシー館でも発信したように、100%踏破できる自信は全くなかった。また、20年前と比べて、体力や歩行速度も相当劣化している。更に、この区間は全く下見はしていない。

※赤碕駅、赤碕駅界隈

それ故、我が体力と炎天下の環境を配慮しながら、臨機応変に適宜歩けばいいと「気楽な気分」で臨んだ。このリラックスした気分と一歩一歩真摯に受け止めた丁寧な対応(推敲を重ねた旅行プラン創り)が功を奏し、三日の旅、運よく”予定通り歩き終えるという”成功の目が出る結果となった。(この考えが功を奏し、今回の9泊10日の旅で有言実行ができる。)一方では、山間や海岸線の歩きの区間が多かったため、歩く環境に恵まれた。天や神に感謝あるのみ。このように三日間、赤碕から出雲市までの営業キロ93.3㎞を鉄道を利用せずに、ひたすら歩き続ける旅は、今回が初めてある

※トウモロコシ畑、堅忍橋、伯耆大山

唯一、助け舟となったのは、歩きの終点が列車には一切乗らないでホテル直行コースのため、時間との戦いから免れたこと。本日も7月31日(金)と同様始発のため、ホテルで朝食をとらずに臨む。各駅舎の到着時刻は次の通り。

赤碕(6:51)〜中山口(8:44)〜下市(9:33)~御来屋(11:25)〜名和(12:02)〜大山口(13:36)〜淀市(14:55)~伯耆大山(16:58)〜東山公園(18:02)~米子(18:39)

①開業100周年記念駅舎(明治38年8月28日開業)である赤碕駅を皮切りに、左手に伯耆大山を眺めながら、中山口駅を目指す。この区間、国道9号線には合流せず、鉄道に沿った幹線道路を歩く方針で臨む。7時2分、赤碕中学校がある。橋名で印象に残る二つの小橋を渡る。万歩計で53歩ある持久橋(7時17分)と34歩ある堅忍橋(7時33分)。涼しい心地よい山間と水田地帯を淡々と歩く。7時40分、琴浦町から大山町となり、伯耆大山が少し近づいたような気がする。8時7分、樋口交差点に到達する。こかから右折し、ほぼ直進先にある中山口駅を目指す。しかし、目印の頭上にあるJR鉄道を見損じ、直進し過ぎて国道9号線に出る。ナビでリカバリーしょうとするが、上手く作動せず。それで近くにある石油スタンドを尋ね、リカバリーへの道筋をお伺いする。20分位ロスし、やっと中山口駅(8時44分)に到着する。

※樋口交差点、中山口駅方面から観た伯耆大山、中山口駅への路(リカバリー後)

※中山口駅

②8時58分、100歩ある赤坂橋を渡る。9時5分、中山中学校前を通過。国道9号線には出ず、鉄道に沿ったくねくねした道筋をつたい歩きする。下市駅が見えるが中々、線路を横切る踏切が見当たらない。300~400m位歩いた先に、上市第一踏切がある。この踏切を横切り、鉄道の右側に出る。鉄道に沿って歩い先に下市駅(9時33分)があった。駅舎内にある喫茶”ニコ”で10分位コーヒータイムとする。その時間を利用し、従業員の方と”全国鉄道つたい歩き”に関し、話す機会と記念写真を撮る機会を得る。感謝また感謝の至福のひと時であった。

※下市駅への路

※下市駅

※喫茶店”ニコ”で至福のひと時

➂10時7分、国道9号線(松河原交差点)に合流し淡々と歩く。10時30分、浜田175㎞、松江55㎞、米子23㎞地点に到達。11時14分、御来屋変電所の近郊より、鉄道に沿った路筋に切り替える。数分歩いた先にに「山陰最古の駅舎」と記した御来屋駅(みくりや)があった。

※御来屋への路、御来屋駅

④御来屋駅から少し行った先で、誤って鉄道を横切った道筋を進もうとする。何となく変だと思い、地図などを確認しミスを阻止する。10分位ロスタイムが生じる。11時43分、国道9号線に合流する。その先に大山町役場があった。名和駅はニッチな分かりにくい場所にあり、もう少しで通り過ぎるところであった。これまでの第六感が作動し、ミスを阻止する。国道に沿った高台(10m位)に駅舎があるのが判明したが、中々高台に上る道筋を発見できず。右往左往し、やっと高台に上る道筋を発見し、名和駅には12時2分到着する。狭い粗末な空間に駅舎があった。

※粗末な駅舎”名和駅”

⑤人が通らないような道筋を下り、国道9号線に戻る。12時33分、浜田169㎞、松江49㎞、米子17㎞地点に到達。海岸線や水田地帯が続く国道を淡々歩く。運よく、地図にある国道から分岐し大山口駅に繋がる道筋を見つけ直進する。13時26分、JR線を跨ぎ鉄道の左側に出る。道なりに歩いた先に大山口駅(13時36分)があった。駅舎名の通り、伯耆大山への登り口があった。

※大山口駅への路、大山口駅、大山口駅前

(その5)後編に続く!!

本カッシー館では、皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしております。
benkassy.kan@gmail.com まで、メールでお気軽にお送り下さい。
なお、お手数ですが実際にメールされる場合は@を半角に変換の上、送信をお願いします。

最近の記事

アーカイブ