第2作目著書への心温まるメッセージ第4号

投稿日:2012年09月25日

~巻頭言~

 樫原君から‘こだわり鉄道つたい歩き’の巻頭言をまたしても頼まれた。前回、書いているとき思ったのだが、確か東海道本線だったが、その時、樫原君は、まだまだ他の線を歩いているようだったので、また、本を出すのかなと思っていたが、その通りとなった。今も挑戦(彼は歩くことをそう言っている)をしているのだろう。私は、現役を引退しているので、今の状況は分からないが、歩いていると思う。
 
 本の最初のところで、今までの歩いた距離が掲載されているが、6,000キロを超えている。これは米国サンフランシスコ迄の距離ぐらいの感じかな。たいしたものだ。今回はそのうちの約1,500キロ、仙台から下関を書いている。本来は青森から下関、本州縦断としたかったようだが、東日本大震災の被害を受けた常磐線の復興を願って早く出版するとのことである。震災の被害により今は行けない駅もあり、震災前の状況がわからない。
 
 樫原君が出版を早めたのは、上述の通り、東日本大震災の影響である。少しでも皆さんに震災前の状況を伝えたかったのである。浪江町、亘理など、今でもニュースに出てくる。多分、今はもうない駅もあるのでしょう。あるいは復興した駅。でも今は昔と違っていることでしょう。ただ、本当に復興だけを願って出版をすることとしたのではないか。
 
  つたい歩きを始めたころに比べ、場所も東京からは遠くになって、青春18切符があったとしても、かなりの出費ではないか。奥さんも怒っているのかな。でも健康のためと考えて理解してもらっているようだ。大体、泊まる場所は、東横インだ。東横インから宣伝料でも貰ったらいい。途中の食事は、ラーメン、そば、カレー、ホテルでは決まって、焼酎。そばには必ずかき揚げが入っている。ただ言わせてもらえば、健康を気にしているのだから、もう少し野菜を多くとったほうがよい。
 
  つたい歩きをしていると地図にない場所など、どうしても人に聞かないといけない場合がある。当然、老若男女、行く先々で出会いがあり、語らいがあり、人の触れ合いがまた楽しいことである。道がわからなくなって道を尋ねることになるが、残念ながら、樫原君はせっかちだから聞き違い、誤った方向に行ってしまう場合があるようだ。長いことやっても、せっかちな性格は直らない。今度は、健康もいいが、性格を直したらいいと思う。それは無理かな。
 
 冗談はともかくとして、今度の力作を読んでいただきたい。まだまだ続きがあるような気がする。カッシー館が開設されたので、これからはインターネットでも見ることができるようにしたら便利だと思う。
 村山 良樹 氏(フコク生命元役員・日本アクチュアリー会元副理事長)

 

 

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